長時間の正座に耐えられません。克服法を教えてください。
正座の克服法を考える前に、何故、正座するのですか?
そこからまず、考えてみてください。
あなたがやろうとしていることは、尺八の演奏であって、正座の我慢大会ではありません。
本末転倒もいいところです。
といいつつ、正座しなくてはならない場面は、確かにあります。
正座の強い人、弱い人、どこが違うのでしょう。
これは、体質的なものではなくて、足の構造の問題、もっと言ってしまえばテクニックの問題だ、と思います。
(以下、医学的解剖学的根拠はなく、経験則のみで記します)
ポイントは、足の甲の部分です。一番平べったいところ。歩きながら食べていたソフトクリームがボタッて落ちて、靴に落ちるところ。
ここを、ペターンとつけて正座すると、普通は10分ともちません。
この部分を宙に浮かせておくと、おそらく足の血流が保たれて、やり方次第で何時間でもOKになります。
このテクニックを無意識のうちにマスターしている人が、即ち正座の強い人、のように思います。
但しこのとき、不自然な体勢となるので、周りから見て不恰好になりがちです。うまく重心のポジションを整えてください。
他には、足のお肉がたくさんついていると、この観点からして足の柔軟性が失われるので不利です。足の他の部位でも血流が圧迫されるのでしょうか、体重と正座許容時間は反比例する傾向にあるようです。
いずれにせよ、正座しなくていい場面では、正座せず尺八を吹いてください。
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